長いこと釣りをしていると、色んな経験をするものです。そんな話です  


平戸での不思議な話
釣友4人と平戸の汐の浦へ行ったときのこと。
渡船場のすこし手前に港があるのですが、その港にひとりの中年女性が立っていました。昔の話なのではっきりとは覚えていないのですが、たぶん出船が3時か4時頃だと思いますのでその少し前です。不自然な時間です。我々が渡船場の駐車場へ車を置き、釣り道具などを下ろしているとその女性は我々の横を通り過ぎ少し先のその時は暗くてよく判らなかったのですが建物のところに立ち止まっていました。
気色悪いねなどと言いながら待合所へ、出船するときにはその場所にはいませんでした。釣りを終え港に帰って、くだんの女性が立っている場所を何気なく見るとそこは道具などを保管する小屋でした。あの女性いったい何だったのでしょうか?

有明海では
有明海でスズキ釣りをするときのエサは遊漁船が用意します。前の日が漁に出られなかったため、当日釣りを始める前、そのエサ(海老)を取るため網を仕掛けに行ったことがあります。その時はエサの他に大きな大正海老まで捕れて美味しい思いをしました。
また、ほんの一時期ですがコノシロでスズキを釣ります。この時はコノシロ漁をしている漁船から直接コノシロを分けてもらいに行ったこともあります。投網漁まで見せてもらいました。
また、これは我々のわがままですが冬は船に七輪を乗せてもらっています。有明海だからできることですが、これで弱った海老を焼いて食べたり、お湯を沸かしカップ麺を食べたりしています。
しかし、悲しいこともあります。以前は冬、我々が釣りをしている時タイラギ漁の船が朝数多く出船し昼頃帰ってきていました。今ではその光景が見られません。

2時間の釣り
数年前、五島に夏、夜釣りに行ったときのこと。出航は午後3時、当日は夕方から雨、しかし波浪はそれほどでもないとの予想のため船が出るとのことで港に向かいました。港を出て約2時間、上五島の古志岐島に到着。
釣り場で仕掛けをつくっているとポツポツと雨が降り出しそのうちに本格的に、また風も出てきました。午後7時頃、船が見回りに来たのを幸い、船に乗り込み釣り中断。船のなかで船長が、
「強風波浪注意報が出た。今日はこれで止めて、明日朝から頑張ろう」
と言って、他の釣り客も全て回収し宇久島の港に船を停泊し朝を待ちました。
朝、船を出ると雨がひどく降っていて、また港の外を見ると波も高くとても釣りが出来る状態ではないことが一目でわかります。
「船長帰ろう」
そういって帰りました。五島での釣り時間2時間。船に乗っていた時間は15時間。
私は家まで時間どおりに帰り着きましたが、直方から来た釣友2人は高速道通行止め、一般国道通行止めなどにより帰り着くのに6時間ぐらいかかったそうです。
その日は福岡大水害の日でした。



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