10月24日夜10時出しで上五島へメジナ氏とヒラス釣りに行ってきました。
前日、レインボーへ予約を入れる。父ちゃんより
「24日は9時出しですよ」とのこと。
メジナ氏と早めに出かけ途中で夕食を食べ、8時前に待合所へ到着。
待合所のホワイトボードを見る。まず本日の人員を確認。12名う〜ん少ないね。
そして上を見る。あれ、夜10と書いてある。夜10は10時出しの意味。昨日は9時出しって聞いていたのに。
父ちゃんが待合所に顔を出す。
「コッパグロさん、早かね」
「父ちゃん、昨日9時出しって言っとらんやった?」
出発前  港に停泊中のニューレインボー

「あれ、連絡しとらんかったかね、ま〜だ、少し波の残っとうけんが10時出しに変えたとよ」
何人か連絡がなかったのか、私たち同様早めに来ていました。
テレビを見ながら時間をつぶす。
9時過ぎに荷物を車から出し、船まで運ぶ。そこで出航の準備を始めた船長と会い
「久しぶりね」とあいさつを交し、しばし雑談。
荷物を船に運び入れ、船内に入り、横になる。
「お〜い、久しぶり。行くときは電話ばしてって言とたろうが」
そう言って一ノ瀬氏が相棒とやってきた。
「ほんと久しぶりやね。ホワイトボードにあんたの名前なかったバイ」
「相方が予約したからね」

最初、船はスムーズに走っていたが、平戸を過ぎたあたりから揺れ始めた。まだうねりがかなり残っているみたいだ。
美良島から瀬着けを始める。我々は予約が遅かったので最後近くの瀬上がりなることが判っていたので、船から出て場所だけを確認。あれ、けっこう磯には人がいるぞ、ホタルがプカプカ浮いているな。
船はその後、倉島へ向かい、数名をおろし平島へ。
メジナ氏へ
「おい、平島へ向かいおうバイ。こりゃまたママコかも」
ママコはメジナ氏は幾度となく上がっている磯で釣果もあんまり芳しくなく、出来れば上がりたくないといつも言っている磯です。コッパグロは好きですがね。
船はママコを通りすぎヘタグロへ。そして我々が上がったのが、ヘタグロの地。
ここは初めて上がる磯。船長より
「昨日はここで1本上がっとうけん。がんばって」
久しぶりに夜釣りをする。本来ヒラス狙いの時は夜釣りをしないのですが。結局、イサキを数匹釣り終了し夜中3時頃寝る。

朝6時過ぎに起き、メジナ氏を起こす。
「もっと遅く起きたら船長に怒られとったバイ」
「いや〜、こんな話をしているときに船が現れるバイ」とメジナ氏。
メジナ氏は夜寝る前に仕掛けを作っていたので、第一投目を投げる。
仕掛けでも作ろうかと竿にリールを取り付けているときに本当にレインボーがやってきて、
「場所ば替わるけん、早く準備ばして」
朝早くから船長が空いてる場所を探していたみたい。波がある時は安全な場所に上げといて朝早く瀬替わりすることはよくあります。
今度は美良の北、中原瀬へ。
しかし、潮が巻き込みワンドの中へ流れる。そんな中、イサキが釣れるポイントを発見。鉤を小さくすればもっと釣れるんだろうけど、こっちとらヒラス釣りに来ている、そんな誘惑には負けないぜ、な〜んて言っているけど回収時間が近くなるとやっちゃうかもね。
7時58分船長より電話、こっちはアンテナ三本たっているが話せない。向こうが電波の状態が悪いんだろう。
8時01分又電話、今度はウキが沈んで合わせを入れている最中だったのでメジナ氏へ出てもらう。メジナ氏が状況を説明。

8時35分またまた船長より電話。
「倉島のマンジュウが空いとうばってんどがんするね。船は近くにいるから」
「相談してから電話する」
と言ってメジナ氏と相談し替わることにする。即、船長に電話し
「お願いします」と返事をする。
船では船長が
「ずーと時化とったけん、ここもマンジュウも初めて、どっちがよかか判らんけど」
「潮が替わればここもよかかもしれんね。そこでイサキが釣れるとは判っているけど」
と言って、イサキのポイントを示す。
「イサキば真剣に釣らんね。今のイサキは美味かバイ」
ポーターのカズが言う。
「それじゃ、行こうか」と船長は船を走らす。

倉島のマンジュウは以前、短時間でヒラスを5本上げた場所。また去年は大物をかけドラッグから糸がビュンビュン出てブチィ、悔しい思いをした場所です。
倉島マンジュウの突端

磯に上がり、まず本命の突端を見る。何とか釣られそう。
最初は美良方向の磯から釣ってみる。上げ潮になっているので美良の方へ流れなければいけないのだが、まだそのようには流れない。そこで本命の突端から釣りことにする。
突端から流すが正面から流すと美良(左)と反対、帆揚の方(右)へ流れるがワンドの中へ寄ってくる。よくないな。
そこで何度か流す場所を変え、何とかうまく流れる潮を発見。
するとウキが入る、合わせを入れ最初のやり取り、魚が沖で跳ねる。やった「ダツ」だ!
ダツで喜ぶコッパグロ。実は今回、魚図鑑で餌取の欄にダツの写真が欲しかったのです。無事、ダツの写真をバシャと撮り海へお帰り頂く。写真を撮り終え再び釣りを再開。今度は波をバシャと頭から被る。
その後、ダツを追加。またまた波を被る。メジナ氏へ
「こっちはよくない、そっちへそろそろ移るから」
そう言って流しているとウキが入る。今度は沖で跳ねない。ダツではない。しかし、ヒラスのように走らない。
「タモばもて来て。なんか釣れた」
上がってきたのは2.5kgのマダイ。この1匹で、この魚よく解らない魚になっちゃいました。磯からマダイはかなりの確率で釣っています。本来、夜カゴ釣りで狙う魚です。それも底すれすれに流すのですが、むろんそれでも釣っていますが。どういう訳か私の場合、朝マズメフカセで釣れる確率が高く、また夕マズメでも釣ったこともあります。以前、遊びで朝マズメにフカセ(ヒラス)カゴで何か釣れないかと流したときも。アジゴをつけて流していたら囓られていたので、ルアーを投げたらそれに食らいついたことも。チヌが意外性の魚と言いますがマダイも???意外性の魚ですね。
波を被るので突端で釣るのをあきらめ美良方向の磯から釣ることにする。
その後スマを1匹、イサキ数匹の貧果で釣りを終了。う〜ん、ヒラスの姿は見なかったね。
今回は12人でヒラス2本とまだまだヒラス全開にはほど遠い結果に終わりました。

と言うことで、今回は「マダイ」「スマ」「オキサヨリ」の写真を追加。磯の写真は撮るチャンスは数回あったのですが、瀬替わりでバタバタしていたのと回収が一番最後だったのでありません。






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